モーターの再生など

モーターが動かなくなったプラレールを捨てるなんてとんでもない!
捨てた後に悔やんでしまわないように、捨てる前にいろいろ試してみましょう

改造等に関しては、自己責任で行なってください。

1.モーターを復活させる

モーターは動かなくなった=壊れている、ではない場合があるようで、ちょっとのことで復活することもあるそうです。

1.1.押す

普段遊んでいる時のように電池をつけて、スイッチを入れた状態のプラレールを進行方向に向けてそっと押し出します。いわゆる手転がしを行います。
モーターに動きはじめる勢いをつけさせたり、キッカケを与えたりするという目的です。

パワー不足で坂や段差をを登りきれなくなった時に手で押して手伝うような力加減から徐々に力をいれてゆきます。あまり力を入れ過ぎないようにして、何度か試してみましょう。

無理やり行うと動力軸のピニオンギヤ(ピニオンギア)が割れてしますので、注意してください。
ピニオンギヤ割れ

このことは、通常時はやってはいけません。あくまでも動かないモーターを復活させるための特例の措置です。

ちなみに、ピニオンギヤが割れた場合、自分で交換することもできますが、かなり面倒ですのでオススメできません。
はじめて交換した時は1時間以上かかりました。慣れてからでも、壊さないように気を使って作業するので30分ぐらいかかっています。

該当する細かいサイズなどはわかりませんが、私は12歯のものを選んで採用しています。

比較的入手しやすいのは、この画像のレインボープロダクツのものです。8歯10歯12歯の3つがセットになっています。バラ売りは見たことがないのであるかどうかは不明です。
ピニオンギヤ

古いメモを見たらC12機関車を16歯のギヤを使って直していたようですが、肝心の車両が今はないのでなんとも言えません。

1.2.電圧を上げる

プラレールのモーターにかかる電圧は、電池の種類や使用状況によりますが通常1.2-1.5V程度です。これにさらに電圧を加えると、モーターが復活することがあります。

その方法は、電池の本数を増やすだけです。
増やすと言っても、プラレールにそのまま電池を載せる事はできないので、電池ボックスとワニ口クリップ、リード線を使用して行います。
私の場合は、3V(通常の乾電池2個分)から9V(角型の電池)ぐらいの電圧をかけて、モーターの復活を試みています。

モーターに過電圧をかける1
画像の電池ボックスとリード線は、ダイソーで買ったLEDライトの部品、ワニ口クリップもダイソーで買ったもの

モーターに過電圧をかける2
マイナス側をワニ口クリップで挟んで、スイッチレバーを倒し、プラス側端子にもう一方のワニ口クリップを接触させる

モーターに過電圧をかける3
マイナス側をワニ口クリップで挟み、プラス側もワニ口クリップで挟む。画像ではスイッチレバーが『入』側に倒れているが、プラス側の端子のこの部分ならスイッチレバーは切ってあっても問題ない

2.別のモーターを載せ替える

上記の方法でモーターが動かなかった場合でも捨てるのは待ってください。
そのプラレールはもう売ってないかもしれませんよ!!!

2.1.同じモーターユニットと交換する

プラレールは車両型式が違っても同じモーターユニットを使っている場合があります。
あまり好きではない車両のモーターユニットを取り出して、壊れちゃったお気に入りの車両に載せてしまえば解決です。

気が変わって元に戻したい時は、やっかいですが、またモーターユニットを移動させればいいので、取り出した側もそのまま取っておけばOK。

EF81カシオペアに搭載されていたモーターユニットと交換可能なモーターユニット
EF81カシオペアに搭載されていたモーターユニットとその他のモーターユニット
この形状のモーターユニットが多いように感じます。少なくとも私が所有しているプラレールはこれがほとんどです。

スピードの仕様が異なっていても同じ形状のモーターユニットもあります
仕様が異なっていても同じ形状のモーターユニット
左がノーマル(1スピード)車用、右が2スピード車用です。スイッチレバーの色が青いのが2スピード車。

上記または下記のモーターユニットはあくまでも一例であって、生産時期などによって、全く同じ車両であろうとも違うモーターユニットになっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

モーターユニット例1(DD51形851号機)
DD51-851のモーターユニット

モーターユニット例2(ディーゼル10)
ディーゼル10のモーターユニット
DD51形851号機のものとほぼ同じ

モーターユニット例3(700系新幹線ひかりレールスター)
700系新幹線ひかりレールスターのモーターユニット
上に挙げたEF81カシオペアのモーターユニットと形状はほぼ同じですが、このひかりレールスターは単3電池仕様なので、接続端子の部分が異なっています。

モーターユニット例4(N700系新幹線)
N700系新幹線のモーターユニット
これも単3電池仕様のモーターユニットで形状そのものはEF81カシオペアのものと同様ですが、上記ひかりレールスターとは異なる接続端子になっています。

モーターユニット例5,6(パーシー(左)、トビー(右))
パーシーとトビーのモーターユニット

ぱっと見た感じよく似ていますが
パーシーとトビーのモーターユニット詳細1
後ろの出っ張りの長さが違います
パーシーとトビーのモーターユニット詳細2

2.2.モーターそのものを交換する

かなり面倒な作業になりますが、モーターユニットからモーターを取り出し、新しいモーターと交換する方法です。
(モーターユニットの接着してる部分を削ったり、ハンダを取り外してまたつけたりとかなり面倒です。)
具体的なやり方については、このサイト内の「モーターの交換など」ページに記載してあります。

ミニ四駆用のモーター(片軸のもの)ならば、プラレールのものと同じサイズですし、何より入手しやすいので交換するのにもってこいです。

おすすめは、ハイパーダッシュ2モーターレブチューンモータートルクチューンモーターの3種類です。
プラレールにおすすめのミニ四駆モーター三種
ハイパーダッシュ2モーターはスピード&パワーの複合型、レブチューンモーターはスピード型、トルクチューンモーターはパワー型、といった感じです。

ちなみに、私のお気に入りはこの3つではなく、ハイパーミニモーターです(参考写真はありません)。
しかしながらこれは現行品ではなく入手困難なので、まちのおもちゃ屋さんなどを探して購入しています。

壊れてなくても、牽引力を上げたい!スピードアップさせたい!と思った場合に交換するのもおすすめです。
ただし、スピードアップしたいと思ってレブチューンモーターを採用しても、あまり早くならない場合があります。それはモーターユニット内のギヤの形状によりスピードが出ないようになっているからです。モーターユニット例5,6(パーシー、トビー)で示した形状のものがそれです。

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