連結器の修復(おゆまる×ネオジム磁石)

カプラー(連結器)・・・プラレール史上もっとも破損した部品。
乱暴な扱いで破損、不器用な取り外し方で破損、引き込み線に誘導できずに衝突&落下で破損など、さまざまな方法でどれだけのカプラーが壊れていったことでしょうか。

壊れたカプラー

お安いとはいえ、大量に交換するのもなんかひっかかる。また、交換したとはいえ、捨てるのも惜しい・・・ってことで修復(改造)を試みました。

おゆまる×ネオジム磁石

これをつくります。ちょっと不格好ですが……。
修復後のカプラーA
修復後のカプラーB

使うのは、おゆまると強力な磁石=ネオジム磁石です。

ダイソーの2800ガウスのネオジム磁石(8個入り105円)を使用しました。
2800ガウスのマグネット
ダイソーでは3種類のネオジム磁石がありましたが、使い勝手がよく、かつ、磁力が強力なこの写真の物を採用しました。

つくり方

壊れたカプラーメスオス

幅3mm、直径6mmの磁石が入るようにカプラーの一部を切断
カプラー切断

お湯で柔らかくなったおゆまるに磁石とカプラーを載せる
おゆまると磁石をセット

おゆまるで磁石とカプラーを包み込む
カプラーを包む

余分な部分をカットして完成
カプラー修復完成

ポイント

磁石の引き合う力を調整するために下の写真のように、磁石の一部をむき出しにしました(オス側のみ)。
引き合う力が大きすぎると、おゆまるを突き破って出てきてしまいますし、弱すぎると上手く牽引できなくなるので試行錯誤してみてください。
修復カプラーオスのポイント

参考動画

EF66形27号機(トルクチューンモーター搭載、電池1.2V)で、トーマスシリーズの無蓋車(貨物積載)13両を牽引しています。
EF66形27号機と無蓋車の1両目の間のみ改造カプラーを使用しています。

参考動画2

DD51形851号機(モーター改造なし、電池1.2V)で、スーパーこまちを牽引しているものと、EF66形27号機(トルクチューンモーター搭載、電池1.2V)でE2系の後尾車とEF66形27号機を牽引しているものです。
ネオジム連結DD51形-E6系

ホットボンドでもOK

おゆまるではなく、ホットボンドを使ってネオジム磁石を固定するのも良いかもしれません。
ホットボンドだと、おゆまるよりも固定力(ネオジム磁石とカプラーを固定する力)が強いので、かなりの大編成でも耐えられると思います。
ホットボンドでつくった例

おまけ:ハッピーセットの連結器同士をつなぐ

私自身はハッピーセットのものにイマイチ興味がなかったのでスルーしてたのですが(マクドナルドは大好きなんですけども・・・)、世間様では、ハッピーセットのプラレール同士をつなぐ方法に困っているらしいことを知りました。
そこで古いものですが入手して、何かいい方法がないか、考えてみました。
ハッピーセットのカプラー

結束バンド

ケーブル類を束ねるのに使われる結束バンド(ナイロン製のバンド)を使ってみました。
結束バンド
結束バンド連結

色々種類がありますが、輪の最小直径が限りなく小さいものを選べばOKです。私が採用したのは、直径1cmまで調整できるものです。

これが一番良い方法かと思っています。安全ですし、何よりほぼ外れません。外したくなった場合には、結束バンドを切断します。
半透明のものを利用すれば、目立ちにくいという利点もあります。

ビニールタイ

園芸用に使われるビニールタイを使ってみました。ワイヤー入りのビニール(ポリプロピレン製)ひもです。小型の電気機器を買った時に、コード類をまとめてあるアレです。
ビニールタイ
ビニールタイ連結

結束バンドと違いこちらは取り外しが自由にできますが、その代わりに強く引っ張ると外れることもあります。ねじり具合を調整すれば何とかなりますが不格好になってしまいます。
何よりも問題は、中心にワイヤーが入っているので危険性があります。小さいお子さんが利用するのには向いていないでしょう。

その他

見た目を全然気にしなければ、他にもいろいろあります。
針金、ビニール紐、タコ糸、セロハンテープ。とにかく、結びつけられるものならなんでも良いのではないでしょうか。

もちろんながら、双方のカプラーを改造してネオジム磁石を埋め込むという方法も使えます。

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