エネループなどの充電池を使ったり、単ニ電池はないが単三電池ならある!って時に有用なのが、電池スペーサーです。プラレール以外の用途で使う場合でもそんな場面は多いのではないでしょうか。
このページでは、その電池スペーサーを利用するヒントになるような事柄を記述しています。ただし、あくまでも主観的な評価をしていますので、その旨をあらかじめご了承ください。
また、記述しているコメントの多くは、その電池スペーサーがエネループを使用するのに適しているか否か、ということを考慮しています。このこともあらかじめご了承ください。
ここで取り上げるのは、単三電池を単二電池の代理として使えるようにする電池スペーサーです。他のサイズのものについては、特に記述していません。
サンヨー時代のものしか持っていませんが、とにかく優秀な電池スペーサーです。エネループ使用に適しているのは当然ですが、一般的な電池にも問題なく使えます。
とくに不満要素はありませんが、しいて言うのであれば、(他のものと比べると)お値段が高すぎるというところでしょうか……。
BTONE 単3から単2変換スペーサー アダプタ10個セット(アマゾンカタログページへのリンク)
爪の締め付けがきついので、電池の外装を傷つける可能性が高いです。エネループなどの繰り返し使う充電池にはあまりオススメできません。
ELECOM 電池スペーサー 単3→単2変換 2個セット ブラック DE-S3/22PBK(アマゾンカタログページへのリンク)
爪の締め付けがきついので、電池の外装を傷つける可能性が高いです。エネループなどの繰り返し使う充電池にはあまりオススメできません。
(アマゾンカタログページへのリンクはありません)
爪の締め付けがとてもきついので、確実に電池の外装を傷つけます。
エネループなどの繰り返し使う充電池に使わないほうが良いです。
私がたまたま貧乏くじを引いただけなのかわかりませんが、製品に多くのバリがありました。
以下の画像は参考用。
さらに、そのまま使用すると指をケガする(実際に指の皮がうっすらと切れました)ような箇所もあり、使用前に10個ともヤスリがけをするはめになりました。
さらにさらに、ラベルの浮きや剥がれも多く、10個全部何かしらの問題がありました。
これらのことは、あくまでも私が購入した物に関してのコメントであるので、他の製品がどうであるかはわかりません。
3個セットで売っています。キャンドゥでも同じものが売っていたのを見かけました。
本体がやや長めであるのと、電池のプラス端子部分の飛び出している長さが短いので、電池ボックスの形状によっては使用できない場合があります。
色違いの3個セットで売っています。黄・青・桃のセット、黄・青・赤のセットの2種類があるようです。
本体がやや長めであるのと、電池のプラス端子部分の飛び出している長さが短いので、電池ボックスの形状によっては使用できない場合があります。
【2本セット】電池スペーサー [単3乾電池→単2乾電池](アマゾンカタログページへのリンク)
本体がかなり長めであるのと、電池のプラス端子部分の飛び出している長さが短いので、使用できない電池ボックスがけっこうあります。
上でもすこしだけ触れていますが、エネループ以外の電池スペーサーにはいくつかの問題点がありますので、購入する前に知っておいたほうが良いでしょう。
3つの爪を用いて、電池を固定するタイプのものは、その爪の締め付けの強さによって、電池の外装を傷つけてしまいます。
特にエネループなどの充電池は脱着を繰り返すことになりますので、注意が必要です。
脱着を繰り返すたびに外装がどんどん傷ついてしまい、安全に設計してあるはずの電池の安全性が失われ、危険な事態を招く恐れが出てきます。
一次電池(充電しない普通の電池)ならば、電池スペーサーにはめたままにしておけば、いくらかはましであると言えますが、はめたまま放置すると、爪が深く食いこんでしまう可能性も捨て切れません。
そこで、試しに未使用の電池を3ヶ月がはめっぱなしにしておきましたが、危険な状態になるほどの傷はつかなかったです。
そうはいっても、外装は傷ついていますので安全とは言い切れませんので、いくらかマシな状態になるように、爪の締め付けの強さを弱めてから使ったほうが良いでしょう。
そのやり方といえば、ただ単に爪を広げるってことです。使いきった電池を入れたり出したりをひたすら繰り返して、無理やり爪をひろげましょう。何度も脱着を繰り返していれば、いくらかマシな状態になります。
しかしながら、あまりにも爪が強力なものだと、500回の出し入れを行おうが3ヶ月はめっぱなしにしていようが、爪の強力さにあまり変化が見られなかったということを追記しておきます。
外装を傷つけるという問題は、電池の直径に違いがあるというのも重要です。
一般的な単3形乾電池の直径は14.00mmのものが多いのですが、エネループ(単3形)の直径は14.25mmと少しばかり大きいのです。
ちなみに、電池スペーサーの爪とそれに対する弧までの幅が違うというのも知っておいた方が良いです。
エネループのものは約13.88mm、ELECOMのものは約13.72mm、BTONEのものは約13.75mm、ONANのものは約13.81mmです。
これらのサイズの違いも、電池スペーサーを選ぶポイントになります。
端子の一部分のみ露出させ、それ以外を覆っているタイプのものは、電池スペーサーが長すぎるのと、端子部分の露出長さが足りないのが問題です。
電池スペーサー自身が長いということは、電池ぎりぎりのサイズで設計されている電池ボックス(を採用している機器)には利用できないということになります。
もちろんながら、これはプラレールの電池ボックス(電池をはめる所)でも当てはまります。実際に、長すぎる電池スペーサーは使えません。
この画像の物はプラレールに使えないと思った方が良いです。
上の項目で示した問題のひとつ=“電池スペーサー自体の大きさのせいで使えるか使えないか”は、実際にはめてみたらわかります。
だがしかし、電池ボックスに電池スペーサーがぴったり入るのにうんともすんともいわない・・・っていうのは、端子の長さの問題があるからです。
モーターユニットのプラス側端子の形状によっては、電池スペーサーから外に出ている端子の長さが短いために、モーターと繋ぐための接続端子と接触しづらく、そのままだと利用できない場合があるのです。
ぱっと見た感じではあまり違いはわかりませんが……。
実際に計測してみると電池スペーサー使用時の高さは1.02mm、未使用時の高さは1.65mmで、その差は0.63mmもありました。
つまり、この電池スペーサーを用いる時はこの0.63mmの差を埋めなければ、使えない場合があるということです。ちなみに、その差を埋めるには金属板や金属バネなどを用います。
DD51形851号機
ディーゼル10
(DD51形851号機のものとほぼ同じ)
この他に、旭山動物園号、C12蒸気機関車も同じようなモータユニットなのでそのままでは使えませんでした。
重さ | 直径(長径) | 長さ | ツメの強さ | |
---|---|---|---|---|
6.60-6.62g | 25.01-25.03mm | 45.80-45.80mm | 適度 | |
5.90-5.91g | 25.26-25.46mm | 45.75-45.80mm | 強 | |
6.79-6.82g | 25.69-25.86mm | 45.85-45.91mm | 強 | |
6.49-6.57g | 25.41-25.54mm | 45.95-46.01mm | 極強 | |
6.59-6.60g | 25.11-25.14mm | 48.66-48.79mm | - | |
6.25-6.26g | 25.48-25.50mm | 48.40-48.55mm | - | |
6.21-6.22g | 25.56-25.68mm | 48.63-48.67mm | - | |
6.23-6.25g | 25.51-25.60mm | 48.59-48.70mm | - | |
6.23-6.25g | 25.51-25.60mm | 48.60-48.70mm | - | |
4.93-4.96g | 25.10-25.25mm | 49.74-49.82mm | - |
ここに表記したものは、私自身が実測したものであって、これが正確な値であるということではありません。
個体差による値の違い、計測位置による長さのズレ、計測機器による誤差などがあることをあらかじめご了承ください。
電池を保管するのに専用のケースがあると便利です。
こちらもセリアで入手しましたが、なかなか重宝しています。
単一が2本、単二が2本、単三が8本、単四が4本入るCDケースサイズのもの
単三形が12本入るもの(上下二段構成)
エネループは、普通の乾電池よりも外寸がやや大きいため、このケースに入れるのは、物理的に若干ながらキツイです。
キャンドゥでも同じ物を取り扱っていたと思います。